最近ではスタイリッシュなスーツがたくさん市販されており、おしゃれなスーツスタイルを楽しむことが容易になりました。
このようなスーツやシャツ、そしてネクタイはこれまでのスーツスタイルをベースとし、アレンジを加えてよりおしゃれにしたものです。今ではスーツ着用に関する常識にとらわれるよりも、おしゃれに見えるコーディネートが優先されています。
そんな中で伝統的な仕方でスーツを着用し、ちょっとしたうんちくを述べてみるのはいかがでしょうか?
スーツには大きく分けると3つのスタイルが存在します。
ブリティッシュスタイル、アメリカンスタイル、そしてイタリアンスタイルです。
少し前に流行していた3つボタンのものはブリティッシュスーツをイメージしたものです。これは本来、ジャケットの真ん中のボタンだけを掛けて着用するもので、ワイドカラーのシャツを着用してネクタイの結び目であるノットを大きく作るのが基本です。
そして今現在流行しているスタイリッシュなものはイタリアンスーツをベースとしたものですので、説明する必要はないでしょう。細身で体の線に沿った作りになっています。ネクタイやシャツの襟などもそれに合わせた使用になります。
ではアメリカンスタイルのスーツに関してはどうでしょうか?このタイプのスーツについてはあまり知られていないかもしれません。ではアメリカンスーツの造りや着用の仕方について見ていくことにしましょう。
アメリカンスタイル
ジャケット
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アメリカンスーツのジャケットは3つボタンです。しかし一番上のボタンは段返りになっているために、見た目は2つボタンのジャケットです。
またがっちりとした肩パットは入っておらす、襟の形はノッチドラペルです。
そして現在主流のスーツに見られるウエストの絞りはなく、着用するときは第2ボタンのみを掛けるのが基本となっています。
スラックス
スラックスにはタックが入っていません。タックとは少し余裕を持たせるために作られているひだのことです。
またブリティッシュスーツは形が崩れないようにするためにサスペンダーを使用して着用するのが基本ですが、アメリカンスタイルのものはベルトを使用して着用するのが基本です。
スタイリッシュさを演出する場合、ベルトは着用しない事が好まれますがアメリカンスタイルではベルトを着用する事が基本です。
シャツとネクタイ
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このスーツを着用するときに合わせるシャツはボタンダウンのものです。
ネクタイに関しては斜めのストライプが入ったものがマッチします。結び方に関してはブリティッシュスーツを着用するときのように大きなノットを作るのではなく、ノットを縦長にするのが基本です。
そのため首の前でネクタイを2回ほど巻き、ノットの形を整える人が多くいます。
いわゆるニューヨーカースタイル
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よくアメリカ映画などでニューヨークのオフィスで働く人物が映し出されることがありますが、アメリカンスーツはまさにそのようなところで働く人が着用するスタイルです。
そのため現在流行しているおしゃれなスーツよりも、都会で働くビジネスマンを演出するスーツとなっています。
どちらかというと今現在流行しているスーツに比べると体の線が出にくく、仕事のためのスーツに適しているものです。
それが「仕事感」を演出し、ちゃらちゃら飾りでスーツを着用していない印象を与え、逆にかっこいい男のムードを演出することが可能です。
また無地のダークグレーやネイビーのものが人気を得ており、このようなものは流行に関係なく着用できるというメリットを有しています。都会のビジネスマンという印象が強いことから、高給な腕時計や革靴がマッチするスーツでもあります。
このようなスーツを着用して仕事を行うビジネスマンは非常にかっこいいものですし、お昼休みにコーヒーショップなどで休憩するアメリカンスタイルの男性は人目を引くものです。
また胸ポケットにチーフなどを入れればさらにおしゃれな雰囲気をかもし出すことができるために、こうしたアイテムも上手に使用することができます。
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最近、日本では本格的なアメリカンスタイルのスーツはあまり見なくなりました。
しかし低価格でクオリティーの高いスーツをオーダーできるオーダースーツ佐田などで仕立てることは可能ですので、こだわりの一着を持つのもよいでしょう。
見なくなったからこそ、着用することでさりげなく目立つことができ、目をひくことが可能です。
オーダースーツ佐田でブリティッシュスーツを今風にアレンジして着用する記事もありますので、興味があれば是非ご覧下さい。
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